保護者に見てもらうために*


1.どんな内容にするか、決める。


 ☆☆例えば、低学年なら・・・☆☆


  最初に全員でいつも練習している歌を歌って教室の雰囲気を和ませて、

国語の音読や早口言葉などで子ども達のモチベーションも上げていきます!

 この辺りは、日常やっている事をするのが一番です。だって、子ども達が自信を

持って出来るものの方が上手だし、余裕も出てくるからです。


 
参観日は、子どもの『いいところ』のお披露目の日でもあると思います!

 と言っても、全く同じ練習をしておくのは禁物です。

子どもが「また〜?」「なあんだ!」とすぐにやる気を失うからです。

昨日と同じことをしたら、もうのってくれません!

 子どもは新しい物や新しい事が大好きです。


 

  なるべく、子ども達全員が活躍する場があるものがいいです。

 できれば、全員が発表できる内容がいいです。少しでもいいのです。

 

2.「めあて」や掲示物などを準備する。


 ・掲示物は、子どもの作品に一人一人コメントを書くことが大切です。

  これは、校長先生からいつも言われていることです。

  子どもの描いた絵に、一人一人コメントを入れてください、と。

  このことは、保護者からお褒めの言葉をいただきました。

  参観日の後のアンケートで、「先生が一人一人の絵に、ちゃんとコメントを書いてくれていて

  よく見てくれていると感心しました!」

 
 ・子ども達の机をきちんと並べよう。


  環境はとっても大事です。机一つをきちんと並べるだけでも、見た感じがいいです。

  そういう時は、チャイム前に子どもの机のすみずみを歩き回り、机の並び方や

  机の横に掛けている袋や上着などもきちんと整理していきます。

  見られていることをちゃんと意識します。




教師は女優になろう。

  
  教師もやはり緊張はしますが、当日は女優になるべきです。

 だって、参観日は、一つの『ショー』だと思うからです。

 普段通りでは、面白くも可笑しくもありません!

 子ども達だって、参観日の日は、張り切っているのです。

 
  まず、服はパリッとしたちょっとおしゃれな物がいいと思います。

 保護者だって、わざわざ仕事を休んで出席してくれているかもしれないのです。

 サービス精神は学校にも必要です。


  また、いつもよりも大きな声で「はりきって しゃべる」のがいいと思います。

 過去、参観日の日に、よりにもよって声が擦れていたことがありました。

 でも、それでも仕方ありません。


  明日は、本当に声が出なくなったとしても、今日はここ一番の声を出して

 授業を進めます。

 これは、出席してくださっている方に対する礼儀です。

 一生懸命に教えることに専念します。


  そうすれば、子ども達だって ちゃんと協力してくれます。

  普段より先生の話をよく聞いてくれるのです。



*追加:これは、なかなか出来にくいことですが、参観日の日だからこそ、

    子どもが悪い態度や行動をした時に

    バシッといつものように叱ることです。これで、保護者は安心してくれます。

    「悪い時は、ちゃんと叱ってくれて・・・」

    「いいことを、ちゃんと誉めてくれる・・・」